2019/3/20~3/26 ブータン視察
2019.3.28
2019年3月20日から1週間、天国へ一番近い幸福王国である仏教国ブータンの不動産事情を視察してきた。
面積は、九州くらいであり、平均海抜3000mの高地にあり、総人口は80万人と言われている。北は中国、南はインドに面している。中国とは領土問題があり、仲が悪い。インドとの交流は盛んである。
平地は少なく、河川沿いの傾斜地に建物が建てられている。建物の建築については、旧来の民家については、ブータン人の建築手法により建築しているが、鉄筋コンクリートのマンション、事務所については、ブータン人には建築のノウハウがなく、隣国ベンガルのカースト制度の低いインド人が下請けにより建築している。
教育には、力を入れており、義務教育は、大学院までは無料となる。ただし、高校、大学には試験制度があり、だれでも進学できるようにはなっていない。英語教育にも力を入れており、小学校からブータン語以外に英語を学ばしている。また、医療費は無料となっており、一応、平等主義である。また、自殺者も非常に少なく、敬虔な仏教徒であり、殺人事件も非常に少ない。宗教的に輪廻概念が強く、悪いことをすると生まれ変わるに時間がかかり地獄に落ちるとして恐れられている。
交通事情は、インドから輸入されているいすゞ車が中心となり、トヨタ、三菱等の日本車が多く、信号がない珍しい国である。交通機関は、車社会であり、タクシーがあるが、ヒッチハイクもできる。最近では、交通渋滞に悩まされている。
留学は、インドが多い、そのために英語小学校から学んでいる。
産業は、山の国であるように水力発電が盛んであり、輸出の第1位となっている。第2位は観光であり、最近は、ヨーロッパの観光客が多い。
首都ティンプーでは、公営住宅の建築が目立ち、販売されている。公営住宅の政府系業者の話デハ、分譲面積50~70㎡、400万円~440万円となっている。
ティンプーのサラリーマンの月収は14,000円~30,000円程度であり、20年ローンを
組んで市民が購入しているが、金利は年8%程度となっている。
生活面での驚きは、犬が多く、狂犬病予防のために注射を打っているが、その犬はわかるように耳が切られている。殺生禁止の国である。