コラム~第6回「評価通達6項に係る最高裁判決」(2022.4.25)
2022.4.26
弊社代表下崎によるミニコラム~評価のタネ~
今回は第6回目となります。
令和4年4月25日 テーマ「評価通達6項に係る最高裁判決」
令和4年4月19日に評価通達6項に係る最高裁判決がでた。
その判決において、日本不動産研究所の鑑定評価が認められた。
その鑑定においては、収益価格が重視されている。
相続税法の財産評価においては、評価の基本は、売買実例価格を中心とした比準価格が重視され、
収益価格については認められることとは稀であった。
しかし、今回の判決において収益価格が認められる結果となり、
今後、鑑定評価においては、収益価格の活用が期待される。
ただし、商業ビルやホテル等の特殊な物件に限定され、
マンションやアパートにおける評価においては、収益価格を重視することは困難と思われる。