コラム~第5回「裁決・判決における鑑定評価の判断」(2022.4.10)
2022.4.26
弊社代表下崎によるミニコラム~評価のタネ~
今回は第5回目を掲載します。
令和4年4月10日
第5回 テーマ「裁決・判決における鑑定評価の判断」
国税不服審判所の裁決及び裁判所の判決において、
土地の時価の是非については、原則的には鑑定評価による「適正な時価」の判定が必要となる。
しかし、必ずしも、土地評価の裁決又は判決では鑑定評価による「適正な時価」として審理されるのではなく、
提出された鑑定評価について合理性があるかどうかを審理され、
鑑定評価について合理性がないと判断された場合には「適正な時価」を超えないものとして
課税庁の価額が認められることになる。
したがって、税務署、国税不服審判所、裁判所における鑑定評価については、
合理性、説得性のある鑑定評価の技術が必要となる。
以上